CAEの活動途中経過報告会を開きました

今年2月の報告会に続き、カンボジア現地NGO・CAE(カエ)代表で現在日本に留学中のブントゥーンさんに、今年の活動の途中経過をご報告いただきました。
貸付事業やそれに伴う監査などタナオ農協の通常業務が滞りなく進められていることの他、若い農家が挑戦している養鶏事業、子どもたちへの教育・生活サポートなど、種々の事業が着実に進展していることが分かりました。知識体験を積んだ村民が他の村民にそれを伝える形で情報共有されていく方法が、農家の間にも、子どもたちの間にも広まっているようでした。
CAEの活動は、スバイリエン州にとどまらず、他州にも拡大していく模様です。成功例が積み上がっていくことを期待し応援したいと思います。

8月27日(火) 10:30-12:20 港北区社協で。
合わせて、ブントゥーンさんの現在の研究テーマ「カンボジア沿岸部漁業者の労働実態と生活向上策」についての調査報告も聞くことができました。

 

2017年こうほくの15周年記念事業でカンボジアを訪ねた時、小銭が入ると飲んでしまう貧しい農家さんにお会いしました。CAEスタッフの指導と見守りの元、鶏を飼ったり野菜作りを始めたりしていました。あれから2年。当時とは見違える立派な家が建ちました。

 
左は2017年の家、右の青い屋根が今の家

この農家さんは、現在、地域の他農家さん宅をCAEスタッフと共に訪問し、自身の体験を伝えて回っているそうです。

また、高校進学した生徒たちが、週末にはこのタナオに戻ってきて、後輩たちに勉強を教えたり世話をしたりしているそうです。農業センターに併設されたCAE事務所が集会場所としても活用されています。

 

 


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