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2022年度の支援先

●フィリピン ベンゲット州トゥブライ郡コロス集落

助成団体 コーディリエラ・グリーン・ネットワーク 
事業名 コーヒーの森づくり事業継続に向けての支援  
助成額 150,000円
「ベンゲット州におけるアグロフォレストリー推進事業」実施を目的として、他団体が助成金申請をしています。このプロジェクトを補助支援するために、人件費用  3ヶ月分を送金しました。

●カンボジア スバイリエン州

助成団体 ポンロック・バイトーン(緑の芽)有機農園学校
事業名 有機農業の発展を通じたゆたかで幸福なコミュニティの構築 (略称 S3)
助成金 300,000円
販売店・消費者・農家をつなぎ、小規模農家の生活を向上させるプロジェクトです。農家 342人 (稲作 272人、果樹野菜 70人  )が生産した有機自然農産物をプノンペンのオーガニックショップ 8店で販売。若い農家への研修を実施し、またリーダー農家 15人の能力強化ワークショップ会議を 6回開催しました。プロジェクトコーディネーターとチームはフィールド訪問をは12回実施しました。2020年以来、2022年度も現地視察は実施できませんでした。

●ミャンマー カヤ州

助成団体 地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)
事業名 地雷犠牲者への義足支援~地雷犠牲者の生活の質向上と社会復帰を目指して~
助成金 100,000
JCBLは2017年から義肢支援を実施しており、これまでに200名の地雷犠牲者に義足を提供してきました。ところが政情不安の中、現地パートナーKNHWO(Karenni National Health Worker Organization)の工房が閉鎖を余儀なくされ、工房のワーカーとの連絡も途絶えてしまいました。しかし、現地コーディネーターから、クーデター以降に創設された医療関係者からなる新たなグループ DOVEが支援を求めているという情報があり、今後の支援方法を検討しているところです。

●イラク・シリア・福島

助成団体 NPO法人JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)
事業名 チョコ募金キャンペーンを通じたイラク・シリア・福島支援
助成金 442,079
イラクの4つの病院への医薬品・医療機材支援や人材育成による小児がんの子どもたちへの医療支援、JIM-NETハウス(小児がん総合支援施設)の運営による病児学習支援、貧困世帯への経済支援、病児の親御さんへの支援相談、子どもたちへのイベント実施など、またイラクに逃れてきたシリア難民妊産婦・子ども支援、イラク難民キャンプでの支援、福島の子どもたちを放射能から守る活動への支援を行いました。
JIM-NETハウスはイラク北部アルビルのナナカリ病院内にあり、ジムネット現地スタッフやボランティアの先生により、病児のための様々な活動が行われています。病気の回復とともに学力の指導をして復学支援に役立てています。

●トルコ・シリア地震緊急支援
NPO法人パルシック(PARCIC) 102,587円
シリア難民支援をしている日本のNGO。シリアの難民とトルコ在住のシリア難民に医療品等の支援をしています。

●東日本大震災復興支援
原発事故により放射能汚染に苦しむ福島の人々への支援をおこなっています。
認定NPO法人いわき放射能市民測定室 たらちね 237,663
「放射能測定と医療活動支援」
福島第一原子力発電所の事故の8ヶ月後に設立された「たらちね」は、①放射能測定②たらちねクリニック③出張甲状腺検診プロジェクト④こころのケア⑤歴史探求プロジェクト⑥保養プロジェクト を継続しており、毎年詳しい報告書を出しています。2022年夏には新しく「低バックグラウンド液体シンチレーションシステム LSC-LB8」を導入し試験運転中です。2023年4月頃からは、これにより現在より一桁低いトリチウムの値を測定していく予定です。

②福島原発事故10年実行委員会 10,000円(2020年度送金、2021年度実施)
「福島原発事故10年―私たちはどこへ向かうのか」
原発事故の10年を振り返る企画と講演会です。2021年3月開催の計画が、会場が新型コロナ緊急事態宣言延長により使用できなくなり、8月に延期されましたが、再度延期となり、2022年3月4日-7日に行われました。

●国内の貧困対策支援
寿支援者交流会(寿炊き出しの会) 58,083円
「寿町等生活困窮者自立支援」
横浜市中区寿町地域並びに近隣居住者、障がい者、高齢者、野宿生活者等を対象に「寿地区センター」「寿炊き出しの会」等地域の支援団体が連携して通年、炊き出し、バザー、医療・法律・労働・生活の相談活動、路上生活者への夜間訪問パトロールなどを行っています。従来の生活保護申請手続きに加え、新たにコロナ禍の影響で職住を失う人へも特別給付金受領等の申請を勧め付き添うなどの援助活動も行なわれています。
昨年に続き、川崎市桜本地区で路上生活者に炊き出し等の支援活動をしている「桜本野宿者支援会」へ男性衣類、毛布、マスク等を寄附しました。活動に参加しているこうほくの会員&ボランティアから現状等を聞き、寄付品を持って訪問をしました。

②関内周辺夜回りの会 150,000円
昨年度総会企画の報告会「路上生活の人々」開催で寿町の医療や関内周辺の夜回り会に携わるこうほくメンバーから活動の様子と実態を聞き、月2~3回の関内周辺夜回りの会の活動に賛同して、路上生活者への医薬品と野菜や卵を届けるための資金を11月と3月に支援しました。また11月から1月にかけて3回にわたり計5名が活動に参加しました。

特定非営利活動法人 子どもセンターてんぽ 22,617
「子どもの生活支援」
10代後半の若者は(性別にかかわらず)法や制度の狭間に置かれ、生活上で困難な場面にある時に保護や支援が届きにくい現状にあります。てんぽは居場所のない子どもの電話相談事業、シェルター事業、自立援助ホーム事業(みずきの家)の三事業を展開し、緊急避難や共同生活の場を確保し子ども自身の選択による自立を支援しています。
2020年度より法人会員になりましたが、2022年度も法人会員を継続し8月末~11月の間、店頭募金を行いました。

●核兵器廃絶への活動支援
KNOW NUKES TOKYO(ノーニュークストウキョウ 略称KNT) 210,000
核兵器廃絶のためにできることは何か、自分の役割を考え、トウキョウから世界に発信する活動をしている団体が、核兵器禁止条約締約国会議(ウィーン、2022.6)に参加し、世界の参加者と交流したのち、ウィーン会議参加報告のため全国を巡る活動を支援しました。