2024年度の支援先

●カンボジア コンポントム・タケオ・カンポット・コンポンチュナン・ポーサット州

助成団体 ポンロック・バイトーン(緑の芽)有機農園学校
事業名 有機農業の発展を通じたゆたかで幸福なコミュニティの構築 (略称 S3)
助成金 250,000円
2024年度は、約500の農家と協働し、米生産と他作物からの収入向上を目指しました。高品質種子の使用・堆肥使用の増量によって収穫量が増え、生産物は地元で評価と信頼を得ました。この実践成果を農家間で共有し、またメディアにも載せて広報しました。

●ミャンマー カヤ州

助成団体 地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)
事業名 地雷犠牲者への義足支援~地雷犠牲者の生活の質向上と社会復帰を目指して~
助成金 100,000

カヤ州とシャン州の地雷犠牲者・国内避難民への巡回医療と生活支援、その活動に当たるDKK(現地NGO・Dove KK)医療スタッフの経費・必要物資購入費用への支援を行いました。

JCBLは2017年から義肢支援を実施しており、これまでに200名の地雷犠牲者に義足を提供してきましたが、政情不安の中、現地パートナーKNHWO(Karenni National Health Worker Organization)の工房が閉鎖を余儀なくされ、工房のワーカーとの連絡も途絶えました。が、クーデター以降に創設された医療関係者からなる新たなグループ DOVEからの支援要請にクラウドファンディングを活用して資金を調達、代表が直接現地コーディネーターに届けました。

●イラク・シリア・福島

助成団体 NPO法人JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)
事業名 チョコ募金キャンペーンを通じたイラク・シリア・福島支援
助成金 276,874

2024年度も、下記活動が実施されました。

1. 小児がん支援 イラクの4つの病院への医薬品・医療機材支援、貧困患者への薬代と交通費の支援、小児がん総合支援施設(JIM-NETハウス)運営による患者家族への宿泊場所の提供・悩み相談、学習サポート、学校でのがん啓発活動

2. シリア難民支援 難民キャンプへの医薬品支援及び妊産婦支援・シリア地震被災者支援

3. 福島支援 放射能から子どもたちを守る活動の支援
●能登半島沖地震緊急支援
助成団体 NPO法人パルシック(PARCIC) 42,408円
地震発生直後から能登町を拠点に避難所や在宅被災者への支援物資の配布や炊き出しを実施してきましたが、現在はインフラの復旧や仮設住宅への移動、生活再建など、状況に応じて変化するニーズに応えながら支援を続けています。大雨被害での被災家屋の清掃作業も行っています。

●東日本大震災復興支援
原発事故により放射能汚染に苦しむ福島の人々への支援をおこなっています。
認定NPO法人いわき放射能市民測定室 たらちね 95,283
「放射能測定と医療活動の市民協力」
福島第一原子力発電所の事故の8ヶ月後に設立された「たらちね」は、放射能測定、クリニック運営、出張甲状腺検診プロジェクト、転地保養プロジェクトや心のケアの他、処理水放出の影響を調べるための定点海洋調査や内部被曝軽減のための尿中セシウム測定などを継続しています。
福島原発かながわ訴訟を支援する会 30,000円
こうほくは、上記法人が協賛している「3.10東日本大震災かながわ追悼の夕べ」に協賛・参加してきており、神奈川県内に避難している「福島原発かながわ訴訟原告団」が2013年に起こした集団訴訟にも着目していました。2023年1月に東京高裁の判決が出ましたが、2月9日に最高裁へ上告しました。上記会の法人会員にもなって、活動を支援しています。
3.10東日本大震災かながわ追悼の夕べ 10,000円
神奈川に避難してきた人々と、東北につながろうとする神奈川の人々が共に追悼の場をもつための活動です。

●国内の貧困対策支援
寿支援者交流会(寿炊き出しの会) 42,227円
「寿町等生活困窮者自立支援」
横浜市中区寿町地域並びに近隣居住者、障がい者、高齢者、野宿生活者等を対象に「寿地区センター」「寿炊き出しの会」等地域の支援団体が連携して通年、炊き出し、バザー、医療・法律・労働・生活の相談活動、路上生活者への夜間訪問パトロールなどを行っています。従来の生活保護申請手続きに加え、コロナ禍の影響で職住を失った人へも特別給付金受領等の申請を勧め付き添うなどの援助活動も行なわれています。

②関内周辺夜回りの会 108,757円

「関内周辺路上生活者支援」

酷暑による体調不良者への支援、生活保護受給への支援、栄養バランスを考慮した食品支援、薬剤支援などを継続して行っています。

特定非営利活動法人 子どもセンターてんぽ 7,226
「子どもの生活支援」
10代後半の若者は(性別にかかわらず)法や制度の狭間に置かれ、生活上で困難な場面にある時に保護や支援が届きにくい現状にあります。てんぽは居場所のない子どもの電話相談事業、シェルター事業、自立援助ホーム事業(みずきの家)の三事業を展開し、緊急避難や共同生活の場を確保し子ども自身の選択による自立を支援しています。
2020年度に法人会員となって以来今日まで法人会員として支援を続けています。
④一般社団法人 共育ステーションつむぎ 96,109円
「粉ミルク配布支援」
沖縄で、赤ちゃんの生まれた生活貧困世帯にベビーミルクを配布する活動です。行政や社会福祉協議会、関係団体と連携を取り、沖縄のどこに生まれてもベビーミルク支援が受けられる体制を整え、活動しています。
⑤一般社団法人 ある 20,000円
「若年妊産婦支援」
沖縄で、10代の妊産婦のための子育て・自立支援・若い母親同士の交流支援などをしている団体です。ばあば保育園、10代ママクラブなど、活動が広がってきています。

●核兵器廃絶への活動支援
一般社団法人 かたわら 50,000
ユース世代で運営する核兵器廃絶を目指すNGOです。G7・SDGs(持続可能な開発目標)・国連「未来サミット」などで被爆者や市民の声を世界に伝え、核兵器廃絶の必要性を訴える活動を、日本被団協、核をなくす日本キャンペーン、核兵器廃絶NGO連絡会などと連携し行っています。