2017年度の民際協力

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2017年度の収益・募金で協力した支援先

●フィリピン ベンゲット州トゥブライ郡コロス集落

助成団体 コーディリエラ・グリーン・ネットワーク
事業名 コーヒーの森つくり―アグロフォレストリー栽培によるコミュニティつくり
助成額 250,000円
2009年の台風ペペンで大きな被害を受けたフィリピンベンゲット州山岳地域の先住民族への事業です。 台風被害などで森林が失われている地域にコーヒーなどの現金収入となる作物を混栽し、森づくりを行うことで森林再生・災害防止・生活向上をめざします。2017年度もコロス集落と隣接するタビヨ集落への支援を行いました。コロス集落はコーヒーの収穫が始まり具体的な成果がみられます。さらに住民の一人はフィリピン国内の有機認証を受けるなどトゥブライ郡のコーヒー生産モデルになっています。

●カンボジア スバイリエン州

助成団体 認定NPO法人国際子ども権利センター

事業名 タナオコミューンにおける子どもの人身売買・児童労働防止事業
カンボジア3児童労働や人身売買の被害にあっている子どもたちの保護者の生活を安定させ、貧困が原因でおこる違法な出稼ぎと児童労働を防止し、子どもたちが安心して学校に行けるようにする活動です。 2年後にはこの活動を地域住民や団体が自主運営できるよう、地域教育機関や行政を巻き込んでの活動をすすめています。12月に現地を訪問し視察・交流しました。国境沿いの経済特区に雇用が創出されベトナムへの子どもの出稼ぎや退学者は大幅に減っています。

助成団体 カンボジアNGO・CAE(The Center for Actions towards Equality)
事業名 タナオコミューンにおける生計向上支援によるエンパワーメント事業
助成金 650,000円
カンボジアNGO・CAEは、地域住民や農業組合を支援し、行政との連携をはかる活動をしています。農業組合の支援、農業技術指導、若い農家の人材育成支援、などを行なっています。全体的に事業は順調に成果をあげており、住民の事業参加数も増加し続けています。12月に現地を訪問し、視察・交流しました。

助成団体 ボンロック・バイトーン(緑の芽)有機農園学校
事業名 ゆたかで幸福なコミュニティー
S3 の構築: ミニ・プロジェクト
助成金 150,000円
地域の農家が協力しながら、需要にあった農作物を作り、市場での競争力を高め、適正な価格で販売し収益を確保できる仕組みを作るプロジェクトです。地域生産者リーダーが育成され、グループができ、それが広がることをめざしています。

●イラク・シリア・福島

助成団体 JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)
事業名 白血病の子供への医療支援(福島の子供への支援と合わせて)
助成金 367,495
イラクでは中東での2度の戦争で使われた劣化ウラン弾の放射能の影響で小児がんや白血病になった子どもたちがいます。その子どもたちに医療支援を行うためのチョコレート募金(550円の募金をしてくれた人へチョコレートのプレゼントをする企画)です。現在は、イラクの小児がんの子どもたちへの医療支援、イラクに逃れてきたシリア難民、妊産婦、子ども、内戦負傷者への義足の支援活動、イラク難民キャンプでの支援活動、福島の子どもたちを放射能から守る活動を行っています。プロジェクトの内容を広く知らせるため、今年度も「イラク支援報告会」を開催しました。

●東日本大震災復興支援
原発事故により放射能汚染に苦しむ福島の人々への支援をおこなっています。
①福島子ども・こらっせ・神奈川 90,658
「横浜山北リフレッシュプログラム」
2017年8月7日~9日に福島県楢葉町・いわき周辺の子どもたち及び神奈川県在住の避難者小・中学生を神奈川県に招いて存分に野外活動を楽しんでもらいました。

認定NPO法人いわき放射能市民測定室 たらちね 235,991
「放射能測定室併設検診センター開設支援」
福島第一原子力発電所の事故による被ばくの被害から子どもたちと地域の人々の健康と暮らしを守るため、見えない・におわない・感じない放射能による環境汚染と長期的に向き合い、これから先の遠い未来を見据えた活動(放射能の測定・クリニック運営・甲状腺の検診・たらちね子どもドック・保養活動)を行っています。10月に視察見学しました。

③3.10東日本大震災かながわ追悼の夕べ実行委員会 10,000円
「3.10東日本大震災かながわ追悼の夕べ支援」
神奈川に避難してきた人々と、東北につながろうとする神奈川の人々とともに開く追悼の場の開催への支援金を出し、参加しました。

●国内の貧困対策支援
寿支援者交流会(越冬闘争委員会) 20,000円  (寿炊き出しの会) 60,000円
「生活困窮者自立支援」
寿町地域並びに近隣居住者、野宿生活者等を対象に、炊き出し・バザー開催、訪問活動、医療・法律・生活・労働の相談活動を行っています。行政の窓口の閉まる年末年始には特に総力を挙げて支援を行っています。こうほくからは、支援金のほか、年間を通して衣類の寄付も行い、バザーや炊き出し越冬支援、寿わーく、など諸行事にも参加しました。

特定非営利活動法人 子どもセンターてんぽ 209,820
「子どもの生活支援」
虐待などの理由によって家族と共に暮らすことのできない18歳〜20歳の子どもたちを対象に、居場所を提供しての生活支援(シェルター運営)や、法的支援、自立支援(自立援助ホームみずきの家の運営)、電話相談を行なっています。子どもは18歳をすぎると、児童福祉法では守られず、児童養護施設に入所できません。「子どもの貧困」が注目される中、子どもが貧困に陥ることのないよう、子ども自身の自立を支援する活動です。

 

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